働き方クロストーク
Cross Talk
働くパパさん社員が語る
「仕事と子育て」
育児休暇を取得した男性社員2人が、子育てしながら仕事をする大変さと充実感、
そして後輩パパ・ママへのメッセージを語り合いました。
技術開発部 係長
河上 彬2005年入社
2005年入社お子さん:4歳の男の子と2歳の男の子
上司や同僚の理解と協力があってこそ仕事と育児を両立できました
つくば工場生産2課 押出ラミネート係
篠崎 北斗2021年入社
2021年入社お子さん:3歳の女の子と9ヶ月の女の子
育児休暇制度などが整えられ社内に行き届いていることを実感します
生活のリズムが子ども中心になることでの苦労
まず、フィルネクストに入社した理由と現在の主な仕事を教えてください。
前職は調理関係でしたが、プライベートの時間があまりなく、子どもの誕生を機に、転職活動を始めました。フィルネクストの求人を見つけ、身近な製品を製造していると知り、経験のない業界でしたが、物作りが好きなこともあって応募し、入社を決めました。
私は大学で勉強していた高分子材料を扱う会社を中心に就職先を探し、プラスチックフィルムを加工して包材を作っている当社を知りました。自分が関わったものを日常生活で目にする機会が多くあり、やりがいを持てそうだと考え入社しました。
現在、生産2課押出ラミネート係に所属しています。主な業務内容は、前工程で印刷されたフィルムと、別のフィルムを溶融した樹脂で貼り合わせる加工です。
私の担当業務は包材設計で、使用する材料の検討や作製された包材について既存品とテスト品の比較、自社品と他社品の比較等の物性調査を行っています。
子育て中の働き方やご苦労を教えてください。
日勤(昼間の勤務)の日は、子どもたちが起きる前に家を出るので、夜帰宅してからお風呂に入れたり、ミルクをあげたりします。夜勤の日は、朝時間があるので長女を保育園に送ったり、次女に朝食(離乳食)をあげたりしています。
私の場合、妻が仕事をしておらず、普段の子育ては任せていますので、あまり苦労しているとは言えませんが(笑)子どもが病気のとき夜に私が看病して、寝不足になったりしますね。
苦労といえば、夜中に2、3時間おきにミルクをあげることです。下の子の泣き声で、上の子が起きてしまい、どちらも寝かしつけるのが大変で。
確かに生活のリズムが子ども中心になりますからね。自分の思ったように食事や睡眠の時間がとれないことには、苦労します。
私の部署では時間通りに勤務が終わるため、育児を含めプライベートの時間が作りやすい面では助かっています。
私は子どもと一緒に早く寝て、朝早く起きて自分のプライベート時間を作るようにしています。今後、妻が仕事をするとなると変わってくるかもしれません。
育児休暇などの制度と上司・同僚の理解を支えに
社内での子育てへの理解や支援について教えてください。
次女がRSウイルスにかかり入院したとき、妻が付き添ったので私が長女を見るしかなく、上司に相談すると、「休んでいいよ。子どもさん大丈夫?」と気遣ってもらい、3日間の看病休暇を頂きました。そのあいだ、自分の仕事を上司や同僚がしっかりとフォローしてくれていて、とても安心しました。
私の部署でも、サーバー内で資料を管理するなど、誰かがフォローできる仕組みがあり、雰囲気としても当たり前のようになっています。
休み明けに出勤した際にも、みなさんから気遣いの言葉を頂き、ありがたかったです。
私も部署のみなさんの理解に助けられています。子育て経験者が多いので、その苦労をわかってもらえるのでしょう。
社内制度についてどう感じているか教えてください。
現場のオペレーターとして機械を停めるわけにはいかないので、当初は育児休暇を取得するか迷いました。
ただ、上司に相談してみると、むしろ取得を推奨して頂きました。
特にここ数年は社会の変化に合わせ働き方や待遇面の改善が積極的に進められていますから。
事務の方にも助けられました。どのタイミングでどれくらいの期間、育休を取ればいいのかよくわからなかったのですが、事務の方が私に合った取り方を調べて教えてくださいました。
そうした対応が会社の隅々まで行き届いていることが、フィルネクストの魅力だと思います。
おかげで、妻に無理して里帰り出産をさせる必要なく、子育てに専念できました。会社の制度やみなさんの配慮にはとても感謝しています。
それが社員の仕事へのモチベーションにつながっていると感じます。
これから子育てする人を、
私たちが支えていきたい
子育てを通じて仕事に活かせていること、これからのキャリアの目標を教えてください。
やるべきことが増えたので、段取りをいっそう意識するようになりました。通常の業務でも、工程やタスクの整理力が試されるシーンがありますが、しっかり手順を踏めるようになってきたと思います。
同感ですが、逆も然りですね。子育ての中で予期せぬことに対応するうちに、普段の業務の中で想定外の事態が起きた際にも、落ち着いて対応できるようになってきました。
現在の業務は、ラミネートの機械をメインで動かす機長のサポートで、自分でできる作業が限られています。まずは、機長候補を目指し、上司や先輩方から教わりながら現場経験を積み、業務の幅を広げていきたいです。
お客様のニーズの変化、素材メーカーによる新材料の開発など、包装材料を取り巻く環境は日々進化していますので、常に自分をアップデートしていきたいと思っています。また、マネジメントも勉強し、後輩たちがより働きやすい環境を作っていきたいです。
後輩のパパ・ママ社員に向けてメッセージをお願いします。
正直、育児と仕事を完璧に両立するのは難しいです。私は、民間の育児サポートサービスの利用も考えましたが、社内の制度に助けられ、また、社内の周囲のみなさんの理解と協力に支えられました。
だから私も、これからの子育て世代への協力とサポートは惜しまないと決めています。ぜひ頼ってください。
河上さんのようなスタンスの社員がフィルネクストには多いので、相談しやすいと思います。1人で背負い込まず、まず上司や同僚に相談することをお勧めします。また、充実した社内制度を積極的に活用することで、自分だけでなく家族の幸せにもつながることも実感しましたので、そこはぜひ安心して欲しいと思います。